バリ大紹介

学長メッセージ 

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バリ取り大学 学長
関西大学 名誉教授
北嶋弘一(工学博士)

私は、50年間、機械加工の分野において、研究と教育・指導に邁進して参りました。
研削加工、切削加工から始め、企業様とも様々な共同研究をさせて頂きました。
その過程で、現場で起こっている問題に対する相談も多く受け、製品の開発にも携わって参りました。
そのような中で、最後にたどりついたのが、バリ取り・エッジ仕上げの問題でした。
私の研究生活の後半はバリ取りにささげたと言っても過言ではありません。
機械加工を行う上で、バリの発生は避けて通れない現象です。バリは製品機能や製品の信頼性に少なからぬ影響を及ぼすため、これを回避する目的でバリ取り・エッジ仕上げが行われます。
製品機能を考えた場合に、部品の表面やエッジにどのような機能を持たせるのか、を検討することが不可欠であります。
しかしながら、実際のものづくりの現場では、エッジ機能“に対する認識不足から「バリなきこと」で済ませてきた設計技術者と、バリの生成は現場の加工技術の不合理によって生じるものと押し付けられてきた生産技術者の間での、意思疎通・認識の共有ががなされておりません。
50年間研究生活の集大成として、現場でのバリ取り・仕上げ品質に対する知識と感度の向上に貢献すべく、バリ取り大学を立ち上げました。
新興国が台頭し、市場が世界中に分散し、グローバル化が進んでいる中で、生産ラインが次々と海外へ移管されている状況にあります。
そのような中で、日本のものづくりの強みとは何でしょうか?
日本人の強みとは何でしょうか?
私は、
・品質に対するこだわり
・その品質を安定・持続出来る粘り強さ
・全体として最適を考えるすりあわせの精神
であると考えております。
「バリを制する者は、ものづくりを征する」
50年間で培った経験と知識を出来るだけ多くの方にお伝えし、私の研究生活を支えて下さった皆様に恩返しをすると共に、日本のものづくりの発展に貢献したいと思っています。

学長略歴 

1969年、関西大学大学院工学研究科修士課程修了。1994年、関西大学工学部教授。2006年に同大学キャリアセンター所長、2007年にシステム理工学部教授となり、現在に至る。

2006~2007年、砥粒加工学会会長。2009年、日本工学会フェロー。2011年、精密工学会フェロー。2013~2014年、精密工学会副会長。2014年、精密工学会名誉会員。八尾バリテク研究会主宰、砥粒加工学会
研磨布紙加工・バリ取り加工技術専門委員会委員長。

砥粒加工学会「ABTEC学術講演奨励賞」(1994年)、精密工学会「高城賞」(1999年)、砥粒加工学会「技術賞」(2001年、2006年、2013年)など受賞多数。


講師紹介 

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バリ取り大学 理事長
株式会社 ジーベックテクノロジー 代表取締役社長
住吉 慶彦

*1972年生まれ。
*1998年3月慶応義塾大学院卒(電気工学科修了)。研究テーマは盲導犬ロボットの開発。
*1998年4月三井物産株式会社入社。原料の輸入国内販売事業、ナノテク研究開発ベンチャーの立ち上げ・事業推進、インキュベーション事業(VC事業)に従事。
*2005年1月海外営業としてジーベックテクノロジーに入社。国内外の金属加工現場にて当社ツールの導入、市場開拓。その他人材採用、開発戦略等も担当。
*2007年10月代表取締役社長に就任。
*2008年より砥粒加工学会研磨布紙加工バリ取り加工技術専門委員会理事

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事務局 

株式会社ジーベックテクノロジー
http://www.xebec-tech.co.jp/
独自のセラミックファイバーを用いたバリ取り・研磨工具開発。
自動車・航空機・発電・医療・機械等、様々な分野でバリ取り自動化を推進。
海外比率70%。40カ国以上で市場開拓。